なぜ今、税理士事務所がchatGPTを使わなければいけないのか
いつもありがとうございます!
船井総合研究所の山田颯斗です。
皆様は、ソニー社のウォークマンをご利用になっておりましたでしょうか?
ご存じの通り、ウォークマンは、1979年にソニーが発売した携帯型音楽プレーヤーで、「音楽を携帯する」という新しい文化を世界中に浸透させました。
本日は「イノベーションの波」が、どのように会計業界に影響を与える可能性があるのか、ウォークマンの事例をもとに紐解いていきたいと思います。
目次
「イノベーションの波」に乗り遅れて、衰退する企業・サービス
では、ウォークマンは、どのように衰退したのでしょうか。
ウォークマンの衰退を「イノベーションの波」という観点で3つにまとめると、以下の通りとなります。
●デジタル音楽への遅れ
ソニーはデジタル音楽フォーマットへの対応が遅れ、MP3プレーヤーやiPodに市場を奪われました。
●インターネットとストリーミングの発展
音楽の消費が物理メディアからインターネットを通じたストリーミングに移行する中、ウォークマンは対応が不十分でした。
●スマートフォンの普及
多機能なスマートフォンが音楽再生機能を持ち、専用の音楽プレーヤーが不要となったことで、ウォークマンの存在感が薄れました。
●結論
ウォークマンはデジタル化とスマートフォン時代のイノベーションの波に乗れず、音楽再生の主流から外れたことで衰退しました。
このように一世を風靡したプロダクトも、イノベーションの波乗り遅れることで、衰退してしまうのです。
この先、会計業界で予測されることとしては?
まさに今、会計業界では「AIの波」が訪れています。
皆様もご覧になられたことがあるかもしれませんが、
とある調査結果の中では、AIによって無くなる仕事ランキングTOP3位に「会計業界」がランクインしていることがございます。
このような環境下で会計業界の中で予想される未来は、以下の通りです。
1. 超低価格な「AI税務顧問」のサービスが開発され浸透する
2. 人手不足&デジタル化に取り残されることで廃業が増える
3. M&Aはさらに増加するが10名未満事務所は買い手がつかない
4. 一方で平均年齢の若い事務所は人材が集まる(二極化が進む)
5. 業界未経験者×AIで代行サービス領域のシェアも第三の脅威に奪われる
6. AIと自動化を活用した処理体制を構築し生産性は今の業界平均の3倍へ
適切な波に乗らない選択をする事務所はそれなりの覚悟が必要です。
本メルマガを機に「AIの波」に乗るかどうか検討いただけますと幸いです。