税理士事務所が相続分野で確実に業績アップさせる方法!

 いつも当コラムをご覧いただきありがとうございます。(株)船井総合研究所 相続信託ビジネスグループ 法務会計相続チームの笠原です。
 本日は、これから相続分野への注力をお考えの先生方に、業績アップのための戦略と施策についてお話します。

◤戦略が全て!勝つための戦略とは?

相続マーケットは拡大を続ける一方、競争も激化しています。相続専門の大手税理士法人が台頭している状況ですが、競合と競争せず、独自の相続分野戦略で売上を伸ばし続けることはできます。
まずは事務所のエリアの商圏規模をご確認ください。商圏人口やエリアの特性毎に、とるべき経営戦略は変わってきます。大商圏と小商圏で大きく分けると以下の通りです。

・人口130万人以上の大商圏:相続税申告一点突破
・人口130万人未満の小商圏:相続関連のサポートを全てカバー

まずは、先生方の事務所が、どのくらいの商圏人口を相手にしているのかによって、業態・商品を決めていただきたいです。

◤戦略をもとに商品を作りましょう!

「申告報酬が13万円~」といった打ち出しを目にされた先生が多いのではないでしょうか?大手税理士法人をはじめ、申告報酬の値下げ競争は始まっていますが、船井総研では、闇雲に値下げをすることはオススメしていません。報酬設定の際、以下二つのポイントを押さえ、きちんと利益を上げ、相続分野を成長軌道に乗せていただきたいです。

①そのエリアの平均的な財産評価額を考慮し、「そのレンジ以下の評価額の方々」の報酬設定を競合事務所と同等かそれ以下の報酬に設定することで「商圏内最下限価格」を抑え、財産額のボリュームゾーンの案件でしっかりと利益が出るようにする

②相続税申告以外のサポートメニューを作り、追加提案(クロスセル)することで、一件あたりの平均受任単価を上げる(「単価<LTV」で考える)

◤集客力を強化しましょう!

船井総研のご支援先である、新潟県の税理士法人新潟会計アシスト様は相続分野に注力してから3年で売上4,500万円を実現されています。その取組みをご紹介いたします。

①相続ホームページ&相談会で年間25件の税申告件数獲得

相続専門ホームページ制作、また、一般顧客向けの相続相談会の実施し、BtoCマーケティングに取り組むことで、安定して月平均7件の相続関連相談が獲得できています。
相続専門ホームページを作れば集客できると思われている先生が多いかもしれませんが、WEB広告は「相続税」の入札単価が3~4年前の2倍以上と急速に高騰している状態で、従来通りの方法では集客ができなくなっています。船井総研では、一件当たり25,000円で問い合わせを獲得(東北エリアの事務所様)できたという実績も出ている、相続ポータルサイト「つぐなび」を活用した新たなWEB戦略もご提案しています。

②司法書士&葬儀社開拓により「コスト0」で相続紹介案件を獲得

司法書士を中心に他士業にアプローチし、司法書士との「共同商品」を構築しました。この「共同商品」は、相続登記の案件を紹介できないと関係構築が難しいといった税理士先生のお悩みを解決できます。結果、年間10件の相続案件の紹介を獲得できました。また、葬儀社にもゼロから営業して、葬儀後の相続業務提携に成功し、年間12件程度の相続紹介を獲得できています。

上記の「税理士法人新潟会計アシスト様」のこれまでの取組みと成果については、オンラインセミナーでより詳細にお話いただいております。4月開催時にご好評いただき、追加開催が決定しました!

セミナーでは
1.最新の相続分野の成功マーケティング手法・ノウハウ
2.最短で相続分野を成長させるステップと具体的取組み
3.当たる相続税専門ホームページ運用の最新成功事例
4.コストをかけず紹介案件を倍増させる他士業開拓方法

など、船井総研の相続分野専門のコンサルタントが現在、会員事務所様にご提案している最新ノウハウを大公開しております。

相続案件の集客に困っている、相続分野に今後本格的に参入を検討している事務所経営者様は是非ご参加ください。

以下、セミナー概要
■セミナーの詳細・お申込みについてはこちら
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/071597

■参加費
・一般価格10,000円(税込11,000円)/一名様
・会員価格8,000円(税込8,800円)/一名様

■開催日時※コロナウィルスの影響をふまえ全日程オンラインでの開催です。
2021/06/03 (木)14:00~16:30@オンライン
2021/06/05 (土)14:00~16:30@オンライン
2021/06/15 (火)14:00~16:30@オンライン
2021/06/19 (土)14:00~16:30@オンライン

【執筆者:笠原 千晴】

業績アップ