【先進事務所視察ツアー振り返り】沖縄視察で見えた、事務所売上UPのための業務標準化の重要性

皆様、いつもありがとうございます。　
船井総合研究所の堀田でございます。

7月28日、沖縄にて先進事務所ツアーを開催し、総勢71名の皆様にご参加いただきました！改めまして皆様ありがとうございました！

本メルマガではご参加いただいた皆様の振り返りアンケートにて最も多かった学びの「業務標準化」をテーマに視察先事務所のポイントを解説いたします。
＜視察先＞
・Mamasan&Company株式会社様
・社会保険労務士法人小林労務様
・税理士法人Bricks&UK様

「行きたかったが参加できなかった」….という方は後日、講座の一部をオンライン配信予定ですので、ご案内させていただきます。

キーワードは業務標準化

＜Mamasan&Company株式会社＞
■注目ポイント
#not士業　#事業会社の経理代行マーケット参入　#世界中の400名以上のママを活用　#業務遂行はパートママのみ　#業務可視化プロセス
■サマリー
士業事務所ではなく事業会社として経理代行・業務可視化プロジェクトを行っている企業様です。
名前の通りママさんを完全オンラインで雇用し（厳密には業務委託契約）、業務はママさんだけで行っているという点です。
徹底的な業務分解によりこれまでのタイムチャージ式の給与形態を覆す、完全成果報酬型で、「モチベーションを維持しながらオンラインでも一体感を持って働ける組織づくり」を推進しています。
この度は田中社長にお越しいただき、実際に業務を行うママを統括する”ボスママ”の皆様とリモートでつないでお話を伺いました。

＜社会保険労務士法人小林労務＞
■注目ポイント
#大手企業の給与計算マーケットに挑戦　#事業承継
#BCP対策　#東京大阪沖縄の連携型拠点展開　#沖縄事務センター
■サマリー
東京に本社を構え、営業機能は東京・大阪だけで、沖縄は事務センターの名の通り製造機能のみとなっています。
各拠点のオフィスはカメラで接続されており、働き続けられる会社として各認定マークの取得をされていたり、人材交流として出張を増やしたりなど、組織エンゲージメントの取り組みも注目です。
この度社労士業界で話題になったセキュリティ対策について、事務所サーバーや各拠点の仕組みなどを上村代表にお話しいただきました。

＜税理士法人Bricks&UK＞
■注目ポイント
#原理原則の製販分離体制　#M&Aによる沖縄事務所買収⇒拠点化戦略
#M&A後のPMI戦略　#担当制だった前事務所職員がBricks式に転換した軌跡　#業務管理ツール(BPS)を自社開発
■サマリー
愛知県名古屋市が本店のBricks＆UK様。M&Aで買収した沖縄事務所を視察させていただきました。
もともと担当制だった個人事務にBricks式の製販分離体制を導入するまでの軌跡と、BPS（Bricks Production System：ブリックス式生産管理システム）の自社開発による業務標準化の裏話を梶浦代表にお話しいただきました！
当日事務所を案内してくださった職員の方は前の事務所時代からの方で、M&A後のPMI戦略について、当日の事務所の変貌ぶり、苦労をお話しいただきました。

百聞は一見に如かず！視察ツアーで見えた業務標準化の浸透

業務標準化は、緊急性と重要性のマトリックスで仕事をとらえた際には「緊急性は低いが重要度が高い」業務に分類されることが多いです。
いわゆる、「分かってはいるけれどなかなか手を付けられていない」という経営者として歯がゆさを感じている方も多いかと思います。

製販分離体制を確立していることで有名な税理士法人Bricks&UKの梶浦代表が「いつから製販分離体制に取り組んでいますか」という質問に対して、
「30‐40名体制の時に本格的に取り掛かったが、昔に戻れるなら10名くらいから取り組むべきだった」と仰っておりました。
まだ代表の目が行き届く体制だから大丈夫と感じるフェーズこそ、リスクマネジメントとしての業務標準化を進めていくのが望ましいです。

自事務所のルーティーンを明文化するのが重要ですが、他の事務所がどのように業務を進めているのか、まずは他事務所状況を知るのが一番です。
今回のゲスト企業のような先進事務所のやり方を学び、自社とハイブリットさせることでより効率的・価値の高い業務を行うことができますので、今年中に1社でもヒアリングまたは事務所見学に挑戦する夏にしてみるのはいかがでしょうか。

今回の視察ツアーはオンライン配信もご用意しておりますので、気になる方は一度お問合せください。