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こんにちは、船井総合研究所の髙山です。

本日は、10月に開催した弊社の経営者合宿のテーマでもある「経営計画」に焦点を当てました。

経営計画は、事務所経営の目的地を設定し、成功への軌道を確立するためには不可欠です。今回のメルマガではそもそもなぜ経営計画を立てるべきなのか、その構成要素は何か、作成はどう進めるのかを分かりやすく解説していきます。

それでは、さっそく内容をご覧ください。

なぜ経営計画が不可欠なのか？

経営計画を立てるべき理由は多くありますが、主な理由は以下になります。

①経営計画を立てるべき理由
・方針の明確化: 経営計画はビジネスの長期的な目標や方針を具体的に定義します。これにより、経営陣やその他のスタッフは同じ目標・ビジョンを共有することで、日々の業務の中で事業や会社の方向性で衝突することがなくなります。
・ステークホルダーへの説明: 経営計画は企業の将来の方向性を示します。ステークホルダー、特に投資家や取引先、従業員に対して、企業のビジョンや計画を説明する手段となります。金融機関や投資家は、事業計画がしっかりとしていることを投資や融資を受ける際に確認しますので覚えておきましょう。
・成果の測定と評価: 経営計画には明確な目標やKPIが含まれます。これにより、企業は進捗を測定し、計画の達成度を評価することができます。達成度により随時目標を更新していくことも可能ですので、定期的に確認しアップデートしていくことが重要になります。
・組織全体の連携: 経営計画は組織全体を統一し、協力して目標に向かって進むためのプランを提供します。これにより、各部門や従業員は一貫性のある行動指針を共有します。また採用活用においてもこの計画に沿い、ビジョンに合う人材を採用していくため、採用の指針として役立てることも可能です。
・リスク管理: また経営計画はマクロな経済状況なども加味したリスク要因を考慮し、それに対する対策を計画に組み込むことがあります。これにより、事業に関する不確実性に対処しやすくなります。

このように経営計画を立てるべき理由は多くあります。
実際に事務所で課題を持っている際に、根本的な原因として経営計画を立てられていないケースが多くあります。
そのため、まだ経営計画を立てていない方はまずは立てることを検討してみましょう。

経営計画に含むべき要素と作成のステップ

そしてプランを練っていく際は以下の要素が基本的には必要になってきますので参考にしていただければと思います。

②経営計画に含むべき要素
・ビジョンと理念：事務所の存在意義や理想像など基本的な価値観になります。これがあることで、ビジネスの進むべき方向が明確になり、組織は一丸となって目標を追い求めることができます。
・戦略の策定：ビジネスがどの方向に進むべきかを示す戦略になります。売り上げ目標やビジョンを達成するための手段や方針を明確にすることで、達成へのアクションプランを明確にしていきます。
・各部門の役割：事務所・会社が複数の部門で構成されている場合、それぞれの部門が担うべき役割を経営計画で示すことで、組織全体が効果的に機能するようになります。
・目標と数値計画：具体的な目標を設定し、数値目標を定めることで、ビジネスの進捗を評価できます。数値をもとにした目標達成度のモニタリングは、自らがビジョンに向かって行動計画を行っているかを確認する手段となります。

ここからは経営計画作成のステップをお伝えいたします。

経営計画を立てるプロセスは、ビジョン描くところから具体的な行動への道筋を描く一連のステップです。
この流れで実施することで、着実に経営計画を立てることが出来ますので、参考にしていただければと思います。

③経営計画作成のステップ
0. 計画の必要性を理解する：まず経営計画がなぜ必要なのかを理解することで、組織全体がその重要性を共有できます。
1. 現状の把握：経営計画を作成する前に、企業の現状を詳細に把握することが不可欠です。強みや課題を正確に把握することで、計画の方針を適切に設定できます。
2. リスクの予測と対策：未来の中長期的なリスクを予測し、それに対する対策を計画することで、変化する環境にも柔軟に対応できます。
3. 目標と戦略の設定：具体的な目標の設定を行い、それに向けた戦略を立案し、目標達成のための方針を策定します。
4. 具体的な行動計画の策定：目標達成に向けた具体的な行動計画を策定します。各担当者が役割や責任を理解し、実行に移せるようにします。
5. 計画の実行とモニタリング：計画を実行し、進捗をモニタリングします。途中での調整が必要な場合は、柔軟に対応することで、事務所は変化する環境に適応していけます。

いかがでしたでしょうか、
今回は経営計画の必要性、要素、そして作成ステップをお伝えしていきました。しかしながら実際に作成していくとなると、ハードルが高くなることも事実です。

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