外注活用×在宅ワーク×完全リモート―Withコロナの「経理コンサル2.0」とは?

働き方改革やリモートワーク導入の影響により、経理オンライン化、経理アウトソーシングのニーズは2020年も増加しています。
経理コンサル事業に新規参入される会計事務所も出てきていますが、実践されている事務所が共通して抱える悩みは「顧客に合わせた対応で手間がかかってしまう」という点です。

しかし、その課題を「パターン化」によってクリアした事務所があります。経理の業務改善コンサルからアウトソーシングまでを実施しており、現在10名体制で全員在宅ワーク&完全リモートを実現する株式会社リベロ・コンサルティングです。(代表の武内氏は税理士法人クラウドフォーカス共同代表を兼任。)

代表の武内氏に伺った新しい「経理コンサル2.0」のポイントはどこにあるのでしょうか?

経理はパターン化できる

中小企業の経理は複数のパターンに落とし込むことができます。
従来の経理コンサルでは、顧客にヒアリングを行い、顧客によって異なる経理フローの課題を解決する形式でクラウド導入支援を行っていました。
しかし、クラウド導入支援の際に、決まったパターンに落とし込むことで、顧客ごとのカスタマイズが不要になります。また、自社のパターン化されたフローに乗ってもらうことで、顧客は「決まった資料の送付」「質問への回答」だけを行えばよくなります。
リベロ・コンサルティングでは、基本2パターンの形に落とし込んでいます。

経理コンサル2.0 = 経理DX×パッケージ型

これまでクラウドツールを活用した経理コンサル(経理DX)についてお伝えしてまいりましたが、についてお伝えしてまいりましたが、「経理コンサル2.0」は「経理DX×パッケージ型」であり、ポイントは「超高生産性」という点です。
経理コンサル2.0では、顧客の要望に合わせるのではなく「パッケージ化された経理業務設計(システム・業務範囲・業務フロー)+経理アウトソーシング」を導入することで、顧客の課題解決&自社の業務効率化を実現できます。

リベロ・コンサルティングでは、企業の業務フローをリノベーションする「業務設計」、スタートアップ企業向けの「Brownies Works(パッケージ型経理DX)」、という2つの事業を走らせていますが、いずれも高生産性を実現しています。

〇「業務設計」の場合
・時間あたり平均単価4~5万円
・平均受注単価500万円程度(プロジェクト期間6~12か月)

〇「Brownies Works」の場合
・時間あたり平均単価1万円程度
・平均受注単価400万円程度(初期設計費用+月額30万円)

社員は全員在宅&完全リモート対応

リベロ・コンサルティングでは、現在フルタイム社員2名、時短(1日4時間)社員4名、アルバイト2名、業務委託2名の体制で経理コンサル事業を展開しています。
実は、社員は全員在宅勤務です。
紙資料はすべてスキャンを実施、入力業務は外注を活用しています。初期の設計等打ち合わせが必要なところはweb会議ツールを活用し、その他のコミュニケーションはチャットツールを活用し、完全リモート対応をしています。

経理コンサル2.0こそ、Withコロナの時代に即した新しい経理コンサルの形ではないでしょうか?

 

【執筆者】坂田 知加(さかた ちか)
船井総合研究所入社後、会計事務所向けコンサルティングに従事し、全社において女性最速・最年少で管理職に昇進。経理コンサル事業の発展に向けたR&Dに務め、現在は経理コンサルを中心とした業績アップコンサルティングにおいて定評を得る。近年の実績として「経理コンサル事業単体で売上1億円を実現」「経理コンサル事業において年間新規受注4,000万円以上を獲得」等がある。
業績アップ