フリー(freee)・マネーフォワード(MF)等のクラウドを活用して経理代行が提供する価値

経理代行ビジネスについて
経理代行ビジネスは 、数年前から船井総研が 「高単価」なビジネスとして、会計事務所に参入を勧めてきた事業の一つです。
人材不足、採用難が叫ばれる昨今においては、さらにそのニーズが増していますが、経理代行ビジネスに参入される会計事務所はまだまだ少ないというのが実情です。
近年、経理代行という言葉自体は浸透し、高単価かつニーズもあるビジネスであることも理解が進んでいるように思いますが、それでも参入する事務所が増えていかないのには、従来型の経理代行ビジネスモデルに課題があるからだと考えています。

従来型の経理代行ビジネスの課題
会計事務所がこの経理代行ビジネス参入に踏み込めない要因として、従来型経理代行のビジネスモデルに以下の課題があると考えています。

・労働集約型のビジネスモデルで、人員体制が整わないと仕事を回せない
・記帳代行に時間と労力を取られ、高単価の経理代行に進んでいけない

数年前に経理代行ビジネスに参入して、その事業を上手く軌道に乗せることのできている事務所は、パートの活用など、人材を上手く活用できているところに限られます。

労働力に依存しやすいビジネスになっており、人員体制が整っていない事務所は参入しにくい現状があります。

クラウド活用が経理代行事業の在り方を変える
そんな中、MFやfreeeをはじめとするクラウド会計の普及によって、経理代行ビジネスも新たな次元に突入しています。
クラウド会計を含む周辺クラウドツールの活用によって、上記の問題点は解消されます。

経理代行におけるクラウド活用の利点は主に以下の点です。
・自動化による脱入力
・自動連携による資料共有の不要化

これまで、人手が必要だった業務も自動化をすることで、工数が大幅減。
我々のお付き合い先でも、MFクラウドを利用して、記帳代行で7割、給与計算で9割以上工数が減った事例も出始めています。

クラウド型経理代行が会計事務所の存在意義まで変える
ここまでお読みいただき、そこまで自動化が進んでしまったら、会計事務所の仕事はなくなってしまうのでは?
とお考えになられた方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、あるべき論としての経理代行は、単に「経理業務」を代行するのではなく、企業の「一経理」と同じ役割を発揮し、お客様の会社経営に貢献することです。

その点、これまで人ありきで一杯一杯になっていた業務もクラウド活用により空いた時間をより総合的な経理代行、また経理そのもののコンサルティング等に充てていくことができます。
クラウド型経理代行は、お客様にとって会計事務所が「経営パートナー」としての存在になりうるための足掛かりとなる事業だと考えています。

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