『製販分離』で最先端をいく会計事務所を見学してきました!
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会計グループでは9月9日に名古屋において、
先進会計事務所視察セミナーを実施しました。
視察先は以下の3事務所
(1)SMC税理士法人
(2)ASK税理士法人
(3)税理士法人Bricks&UK
「製販分離」を共通のテーマに、それぞれの事務所における
製販分離の方法についてご講演いただき、
実際に事務所の見学も実施させていただきました。
視察先それぞれの製販分離の方法と訪問概要については、
(1)SMC税理士法人
SMC税理士法人では、イプシロンのコンサルティングを受けて、
トヨタのカンバン方式を応用した製販分離を実施しています。
※カンバン方式:、「必要なものを必要な時に必要なだけ作る」
という考え方に基づく、在庫をできるだけ持たないための仕組み
また、MAS監査でのコンサルにも積極的で視察当日は
実際に経営・事業計画を作成する「将軍の日」を開催し、
多くの経営者を集めていました。
さらに、朝礼や簡易的な会議などはテレビ電話を通じて、
支店と合同して行うなどの取り組みもしています。
(2)ASK税理士法人
ASK税理士法人における製販分離「マニュアル化」と「パート活用」です。
実戦形式のマニュアルを整備して、外部にも販売していますが、
根本的には事務所内の業務の標準化のためのツールです。
これを上手く活用することで一人当たりの担当件数
80件を実現することができています。
事務所内は先生のご趣味でもある絵画のコレクションが
飾られており、落ち着きのある空間になっていました。
(3)税理士法人Bricks&UK
代表の梶浦先生はアーサーアンダーセン出身で、トヨタ系企業のアイシンで
管理部門に在籍していた経歴もあり、2006年に開業した現在の事務所においても
「アンダーセン×トヨタ方式」で徹底した製版分離を進めています。
また、顧客価値の最大化を事務所の方針にしており、
所内にデザインの部門を置いていて、お客様のHPや広告のデザインを請け負ったり、
名古屋では有名な外国人DJと組んで広告代理店を立ち上げたりしています。
さらに、コンサルタントの業績アップスキルを身につけるために
長野の学習塾を買って、そこで業績アップの実践をさせていたりもしています。
士業の展開についても、社労士、司法書士、行政書士と多岐に渡り、
開業9年で顧問先数を1,200社まで伸ばしている勢いのある事務所です。
(集客の方法としても、ダイレクトマーケティングは一切使わず、
全て紹介で増やしています)
事務所の中もとても先進的なデザインで、資料保管も整然となされていました。
以上が今回視察をした会計事務所における視察の概要になりますが、
船井総研士業支援部では今後も士業事務所に限らず、国内外の先進的な企業への
視察セミナーを実施して参りますので、是非参加を検討いただければと思います。