税理士として開業する費用はどれくらい?
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税理士として開業する際、どれくらい費用がかかるものなのでしょうか?
今回は、これまで弊社と接点を持たせていただいた税理士先生の実例をもとに、開業する費用の目安について、主な費用を4点ご紹介させていただきます。
目次
オフィス費用
自宅開業にするとオフィス費用を抑えることができますが、近年は営業・マーケティングの効果を考えて、開業時からオフィスを構える先生が多くなってきた印象があります。
費用相場は当然ながら地域差がありますが、おおよそ7~10坪の物件で5~10万円程度が賃料の目安となり、坪単価を1万円以下に抑えることが一つの基準です。賃料に加えて管理費・共益費が0.5~1万円程度必要となる場合もあります。
また、初期費用として賃料の3~5ヵ月程度負担することになりますので、賃料が8万円(管理費・共益費無し)だとすると、年間で120~135万円程度は総費用として必要です。
PC・会計税務ソフト・その他システム関連費用
税理士開業する際には、欠かせないPC・会計税務ソフト・システム関連です。
PC関連では、PC本体に加えてディスプレイ・プリンタも揃えると、最低でも20~40万円は必要となります。そして、会計税務ソフトでは会計・税務の各ソフトを揃えると、最低でも10~20万円程度は必要となります。
また、その他業務管理等のシステムを導入する場合には、数十万円程度の費用は見ておくべきです。
すると、PC・会計税務ソフト・システム関連の総費用は30~60万円+α(その他システム関連費用)が目安となります。
その他オフィス用品費用
PC・会計税務ソフト・システム関連を除き、ここで挙げる「その他オフィス用品」とは、ボールペンや鉛筆等の備品からテーブル・イスや書棚といった家具まで、全てを含みます。
オフィス用の家具で全て揃えるのか、あるいは一部家庭用で補うのか等により、必要な費用は異なりますが、総費用で30~60万円程度は見ておく必要があります。
また、リースを活用することで初期費用の負担を押さえるという手段もあります。複合機やパソコン等も含めてリースを活用すると、毎月数万円程度の支出に押さえることが可能です。
広告宣伝費用
上記1~3に加えて、開業当初から積極的に新規顧客を増やしていきたいとお考えの方には必須の費用(投資)だと思います。
最近ではWebを活用したマーケティングが基本になりつつ、開業当初からHPそのものを制作するケースが多いですが、HPそのもの制作費用として30~50万円程度は必要となります。
そして、毎月一定の顧客増加を狙う場合においては、毎月10~15万円程度を広告宣伝費用として投資されている先生が多いです。
すると、年間の総費用として150万円(初期費用HP制作+広告宣伝費用12カ月分)は必要となります。
以上、主な費用として4つの目安をご紹介いたしましたが、各総費用の目安を整理すると、
●オフィス費用(年間):120~135万円
●PC・会計税務ソフト・その他システム関連費用:30~60万円+α
●その他オフィス用品費用:30~60万円
●広告宣伝費用(年間):150万円
となります。
開業当初からオフィスを借りて広告宣伝費用を積極的に負担し、早期から新規顧客の増加を狙う場合と、そうではない場合では、約300万円程度の差が生じます。
この300万円はスピード感を大事にしたいとお考えの方には、必須の投資になるかと思います。一方で「まずは気軽に開業をして…」とお考えの方には、不要な費用になるかもしれません。
いずれにせよ、どのようなお考えで開業し事業を始めていくのかにより、開業時に必要な費用は異なるかと思いますので、開業する際の目安の一つとして、ご参考にしていただけましたら幸いです。
その他、開業全般に関するご相談も受け付けておりますので、開業に関してのお悩みやご不安をお持ちの先生は、お気軽にご相談ください。