BPOとアウトソーシングはどう違う？ 会計事務所が取り組むべきBPO事業をご紹介！
昨今話題になっているBPOをご存じでしょうか？
BPOとは、「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の頭文字をとった言葉で、業務の外部委託を意味します。
では、アウトソーシングとBPOの違いはなんでしょうか？
アウトソーシングも業務の外部委託を意味する言葉ですが、その範囲や役割が異なります。
税理士が行う記帳代行や給与計算代行などは、いわゆるアウトソーシングに当てはまります。
今回はBPOとアウトソーシングの違いについて解説いたします。
また、税理士がBPOに取り組むことで事務所を発展させることができる可能性についても合わせてお伝えいたしますので、是非再度までお読みください！
目次
BPOとアウトソーシングの違いを5つの観点から解説！
BPOとアウトソーシングはどちらも業務の外部委託を意味しますが、その領域や目的、役割などの違いがあります。
どのような違いがあるのか、5つにまとめてそれぞれのポイントを解説いたします。
①業務プロセスの範囲の違い
BPOは、業務プロセスの一部または全体を外部委託するのに対し、アウトソーシングは、業務の一部を外部委託することが一般的です。BPOは、企業がコア業務に集中するために、製造や人事などのあらゆる業務を外部委託することが可能です。
一方、アウトソーシングは、一部の業務を外部委託することが一般的であり、製造や人事などの中核的な業務を外部委託することはあまり一般的ではありません。
②委託先企業の違い
BPOは、専門的な知識やスキルを持つ企業に業務プロセスを委託するのに対し、アウトソーシングは、業務の一部を委託することが一般的で、専門的な知識やスキルを持つ企業に限定されません。BPOでは、委託先企業が業務プロセス全体を担当するため、その分野で専門的な知識やスキルを持つ企業を選ぶことが必要です。
③目的の違い
BPOは、業務プロセスをより効率的に行うことや、コア業務に集中することを目的としています。一方、アウトソーシングは、企業の生産性向上やコスト削減が主な目的です。
④管理責任の違い
BPOにおいては、業務プロセス全体が外部委託されます。そのため、委託先企業には一定の自由度が与えられ、委託元企業は管理責任を一部委ねることになります。
アウトソーシングにおいては、委託先企業が担当する業務の範囲が限定されています。そのため、委託元企業が管理責任を強く負うことになります。委託先企業は、あくまでも限定された業務を担当するため、業務に関する裁量は極めて限られます。
⑤対象業務の違い
BPOは、企業のあらゆる業務が対象となります。一方、アウトソーシングは、業務の一部に限定されるため、製造や人事といった企業の中核的な業務をアウトソーシングすることはあまり一般的ではありません。
BPOとアウトソーシングは、目的や対象とする業務の範囲、委託先企業の選定など、多くの点で異なります。
税理士として、BPOやアウトソーシングを提案する場合には、このような違いを企業に説明し、適切な方針を提案することが必要です。
税理士が取り組むべきBPO業務とは？
税理士が取り組むべきBPO業務として一番に考えられるのが、経理コンサル（経理代行）になります。
税理士は税務の専門家であるとともに、企業の経理業務をサポートできる専門性を持っています。
以前から記帳代行を行っている会計事務所も多いかと思いますが、記帳代行と経理代行の違いは業務領域の広さで、経理代行の中に記帳代行が含まれています。
企業の経理業務全般を会計事務所が請け負うことで、企業がコア業務に集中でき、本業を伸ばすことができます。
しかし、経理代行も経理業務のみを代行することなので、正確にはアウトソーシングの領域になります。
では会計事務所が取り組むBPO領域とはどのようなものがあるのでしょうか？
結論を申し上げますと、経理業務だけではなく、労務、バックオフィス業務を含めた企業の本業以外の業務をまとめて請け負うことでBPO業務として確立することができます。
BPOは会計事務所の第二本業として、これから成長を目指される事務所が注目すべき領域です。
また、現在経理代行に取り組まれている事務所様も、今後更なる事業の成長をするためには、BPO領域まで進化させることが一つの方法として考えられます。
弊社が運営している「経理コンサルビジネス研究会」は、80を超える会計事務所が所属されており、経理コンサル（経理代行）に取り組んでおられる事務所様が事業の成長のための情報交換や情報収集の場として活用いただいております。
今回経理コンサルビジネス研究会6月例会では、ゲスト講師としてBPO領域で事業を伸ばされているMamasan&Company 株式会社様に講演いただくことが決定いたしました！
会計事務所がBPO領域に取り組むことでさらなる成長を実現するヒントになる貴重な機会かと思いますので、ぜひご興味のある方はご参加の申し込みをお待ちしております！
初回の参加費は無料になります。
下記は経理コンサルビジネス研究会6月例会の詳細になります。
【経理コンサルビジネス研究会・無料お試し受付中】
6月のテーマ「BPOの進化～脱オーダーメイド受注を可能にするオンボーディング術」
2023年第3回例会（6月8日（木）13:00～16:30 来場開催＠東京本社）
のご案内をお送りいたします。
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開催概要（6月）
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◆日時：6月8日（木）
受付時間 12:30～
講座開始 13:00～
講座終了 16:30
開催場所：船井総合研究所 東京本社 丸の内オフィス
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番6号 日本生命丸の内ビル21階
地図：http://www.funaisoken.co.jp/access.html#01
※当日は１Fの受付までお越しください。
◆2023年6月度定例会テーマ
BPOの進化～脱オーダーメイド受注を可能にするオンボーディング術
◆ゲスト講師のご案内
Mamasan＆Company株式会社
代表取締役 田中 茂樹 氏
◆当日のスケジュール
導入講座：(株)船井総合研究所 士業支援部 山田颯斗
第一講座：Mamasan＆Company株式会社 代表取締役 田中 茂樹 氏
第二講座：(株)船井総合研究所 士業支援部 信太玲哉
第三講座：情報交換会（㈱BYARD 武内 俊介様への質問コーナー）
まとめ講座：(株)船井総合研究所 士業支援部 能登谷京祐
◆費用
初回お試し参加無料
